*最後の晩酌

「最後の晩餐」とは言わずと知れたレオナルド・ダビンチがキリストと弟子たちの食事風景を描いた世界の名画です。
では、「最後の晩酌」とは…
スティーブ・ジョブズで有名になった「今日を人生最後の日と思うと…」いう考え方に従えば、今日一日が終わって明日が最後の日という事になれば、寛いで一日の事を回想する至福のひと時を「最後の晩酌」というのだそうです。
これは、帯津良一先生の講演の中に出てきた言葉でして、個人的に妙に感銘を受けました。
今の医療関係者が死生観を持っていないことを残念がっておられ、死の淵に立たなければ死にゆく人の気持ちを理解することなどはできないと仰っていました。
また、身体は標準化できるが、心や魂は標準化でないと言われ、これが全人的医療、オーダーメイド・メディシンの出発点の一つであるとも…

人間の命とは何かと言う根源的な問題を子供の頃から真剣に考える必要があるのだと漠然と思いました。

(今日の心の呟きでございました