*中川昭一〜虚(うつ)け者か?

〜常在戦場の心得〜

『運は天にあり 鎧は胸にあり 手柄は足にあり

何時も敵を掌にして合戦すべし 疵つくことなし

死なんと戦へば生き 生きんと戦へば必ず死すものなり

家を出ずるより帰らじとおもえば又帰る 帰ると思えばこれまた帰らぬものなり

不定とのみ思うに違わずといえど、武士たる道は不定と思うべからず 必ず一定と思うべし』

上杉謙信の言葉と言われているこの言葉は、今から400年以上前に春日山城内に壁書きされたと伝えられています。
武士たるもの常に戦の地にあるものとして気を引き締めていなければならないと言う教えですが、今の時代においても、政治家たるもの常在戦場の心得を懐に抱いて行動しなければならないという、極一般的な常識を中川昭一先生は反面教師として自らの身を賭して改めて思い起こさせてくれました。

中選挙区時代は「金帰火来」とか言って、金曜日の夜に選挙区に帰り、火曜日に永田町に来ることをそう呼んだのですが、新幹線や飛行機が便利になりましたから古の言葉のような扱いになっていました。
しかし、それだけでなく小選挙区制度は違った意味で、この教えは古(いにしえ)のものにしておりました。
派閥が実質的に機能しなくなり、一部の実力者と呼ばれる人達が権力を握り、いくら地元が推挙してくれても永田町の事情で立候補すら出来なくなってしまうような現状を鑑みると、中央の親分達詣でをしておけば選挙区なんてなんとでもなると錯覚してしまう輩も出てきてしまい・・・

増してや、自らがその権力中枢に居ると勘違いしてしまったら、誰にも慢心は止められません(ーー;)

『人のフリ見て我がフリ直せ』とはよくも言ったものですが、中川昭一さんの無様な姿を見て他山の石としてではなく、自らの事として兜の緒を締め直せた議員さんはどれ程居たのでしょうか?

追伸、「認定子供園」に関して先日以来、俄かに動きが見られます。血の通った施策が講じられる事を切望します。