『中川昭一』〜宴の後

宴の後は兎角物悲しいものですが、中川大臣には格別物悲しく感じておられることでしょうね。
初めて会見の映像を観たときには何が起こっているのか良く判りませんでしたが、二度目には呆れて物も言えず、三度目には怒りが湧いてきて、四度目以降は胸が苦しくて直視することが出来なくなってしまいました。

確かに、以前から「酒好き」とか「アル中」とか言われてはいましたが、国際会議直後という大舞台でかくの如き失態をやらかすとまでは思っていませんでした。
派閥の会合では熟柿のような吐息を周囲に撒き散らしながら参加する中川大臣の姿が良く見られていたと聞きますが、全世界に配信される映像で恥ずかしげもなく酩酊状態を晒すとまでは・・・

風邪薬を飲み過ぎたとかいう苦しい言い訳をしていますが、世間の誰一人として、そんな言い訳を信じる人はいません。物事を綺麗に終わらせる方が先々で良いのかも知れませんが、もう一人の中川先生みたいに潔くカミングアウトして禊(みそぎ)を済ませてしまっては如何でしょうか?(無論、勝手に禊を済ませてと言っているのかも知れませんがね)

外国映画では良く見るシーンですが、オフィスのデスクからウイスキーのボトルとグラスが出てきて、仕事中と思われる時間帯にストレートで飲んでいます。何となく憧れたりするんですが、所詮はアルコール分解能力が白人に比べて低い人が殆どの日本人では考えられないですよね。

昔からの戒めの言葉に「酒は飲んでも呑まれるな」と言うのがあります。どう贔屓目に見ても八文目以上は呑まれちゃってますよね。
お父上の中川一郎先生もさぞや草葉の陰で嘆いておられることと思います。
「親の小言と冷酒は、後になって効いてくる」と言いますが、外交場面には付き物の高価で貴重なワインをここぞとばかりに“ゴックン”したのでしょうね(ーー;)
ラトゥールやラフィットが目の前に並べば、少々無理を承知で呑んじゃいたいのは解ります。ビンテイジ物のシャンパンと最高級のキャビアでもあれば、益々左利きとしては見てみぬ振りなど出来よう程もないのでしょう。

私だったら「過労のために不整脈が出てしまい、大事をとって現在は点滴もしてます。」といって逃げ切りますがねぇ・・・

"No man in the world has more courage than the man who can stop after eating one peanut."(この世で一番勇気があるのは、ピーナッツを一粒だけ食べて、そこで止められる男だ)と言う言葉をアメリカの劇作家でチャニング・ポロックと言う人が残しています。
「この世で一番勇気がある左利きは、国際会議のレセプション会場でラフィットをウガイ薬の代わりに使える大臣だ。」といったところでしょうか?