*敬老祝賀会に寄せて
今日は私が町内会役員をしている地元町内会が主催する敬老祝賀会でした。
92歳を頭に75歳までの方が44名お集まり下さいました。
統計によると65歳以上の人は2898万人を数えるそうで、なんと女性の四人に一人は65歳以上なんだそうです。これでは結婚できない男性が巷に溢れかえっていても可笑しな話ではないと一人頷いております(-_-;)
限りなく不透明になってきた現代ですが、先人を敬い、その知恵の恩恵に与る事を忘れてはいけないと強く思います。
私たちが犯している失敗は既に先人が犯している失敗であることがよくあります。独りよがりになって高齢者を馬鹿にしたり邪険にしたりするのではなく貴重な体験談に耳を傾けねばならないと思います。
昨夜も、とある世界の話を若き友人としていたのですが、その話の中に「伝統芸能」というワードが含まれていました。
それぞれの世界で先人から次の世代へ伝承される技術や知識といったものがあります。永年に亘って伝承されてきた技術や知識が最近は蔑ろにされ、伝承されないまま失われていっているという話です。
実は、私、とある世界の「伝統芸能」の伝承者の一人らしく、後進へ伝承する義務を多少なりとも感じています。
でも、時代は大きく変わってしまったのです…
こんな思いをしている方が世の中には沢山居るんでしょうね…(-_-;)
ノスタルジックになろうとは思ってはおりません。ただ、失われてしまう知識や技術の中に、大いなる先人の知恵が満載されていると思うと残念に思えてならないのです。
敬老の日、お年寄りの知恵を披露して戴く場として改めて、あり方を考え直してはいかがでしょうか。