*大阪府知事選挙

大阪府知事選挙が1月10日告示日、1月27日投票日の日程で施行されます。ご承知のように太田房江さんも政治と金の問題と万歳事件の逆風で三選を諦め、与野党共に候補者を絞りかねています。
ここにきて取り沙汰されている人たちは堺屋太一さんを除いて、西川きよし島田洋七島田紳介のお三方で皆さんお笑い芸人さんでいらっしゃいます。
西川さんは元参議院議員、洋七さんは参議院への立候補経験あり、紳介さんは報道番組の司会者を経験することで玄人筋にもある程度の評価を受けるに至っています。
まあ、堺屋さんは打診も無いと答え、西川さんは出馬の打診は受けたもののお断り、洋七さんは打診も無いとのこと、紳介さんに至っては自らの出馬を完全否定し、真に地方行政の旗頭たる人物の登場を熱望しているとのコメントを正式に発表しています。

それにしても、大阪人はお笑いさん好きです。船場太郎さんは市議会議長まで勤めました。市長選挙でゴタゴタしましたけどね…
そろそろ、天才上岡龍太郎さんの名前も出てくるのではないかと吉本好きの私はワクワクしております。

さて、石原都知事東国原知事に代表される有名人が首長選挙に立候補するのがどうも流行っています。彼らの政治手腕を全面的に否定する心算も肯定する心算もありませんが政治の世界で雑巾掛けをしながら階段を一歩ずつ上がって来た人たちはどんな想いを持っているのでしょうか?
当然選挙ですから公職選挙法に抵触しない形でより沢山の票を獲得した人が当選するのは当たり前です。そんなことをどうのこうのと言っても始まりません。
問題はシステムでなくコンテンツです。選挙に行って投票する有権者の質の問題だと思います。一概に質が良いとか悪いとか言うと差別だとか区別だとか言われるかもしれませんが、人生をチャランポランに周りの人に迷惑を盛大に掛けながら生活している人と社会の為に自己犠牲を強いることを厭わずコツコツと周りの人々のために努力を重ねる人が同じ一票を行使できるなんて、やっぱり理解できません。

『どうせ、誰がやっても同じだろうから、面白そうなんでノックにでもやらしとこ!!』というノリで横山ノックさんは大阪府知事に当選されました。彼の行政手腕に期待して投票した訳ではないのです。こんな話はこれまでにも百万回言われてきたことです。

では、その後、こんな考え方が否定されたり改められたのか?

政治家の最大の務めは、地域の人々や国民に夢を抱かせることだと言います。将来に真っ当な希望を抱けなければ、明日に向かっての準備をすることはありません。人間はそんなに強くは無いと思います(私だけ?)

大阪府知事選挙、一人の人を選ぶ選挙ではありますが、府民一人一人が将来の進む道を勇気と希望をもって選択するのだと言うことを訴える候補者が現れることを離れた場所から期待しております。

本人が一人で全部出来なくても良いのです。その人の為に有能な人材が結集し、チームが一丸となって難問に取り組む。
それだけの人的魅力を備えたリーダーの登場を待ち望んでいます。
そして、次世代のリーダー候補を養成したいとも思ったりもしたりなんかして…僭越でした