巨大マスコミは自らを神だと思っているようです。

今日のサン・プロで『大新聞は郵政民営化を支持しているのだから政治家もそれに盲従すべきだ』との発言が新聞業会のコメンテイターからありました。『大新聞は決して間違える事が無い』との自信の現れだと思いますが、彼らはサリン事件を既に忘れてしまったのでしょうか?マスコミが常に正義の味方であって、全知全能だと思い込み、結局は無実の人を精神的に追い詰めていった無責任極まりない愚行をほぼ全ての大新聞をはじめとするマスコミは犯したのでは無かったでしょうか?その結果、国民の多くはその報道を真実として受け止め、彼を世紀の大悪人、悪魔と信じ、罵り、非難しました。
 そんな大失態をほんの数年前に経験したにも拘わらず、今回のような愚行を繰り返すマスコミの驕りを痛感せずにはいられません。
 マスコミは郵政民営化に徒に時間と労力を使う現政権に他の問題を取り上げ、優先順位を付けて上で政権運営をすることを求める事何故しないのでしょうか?
 政治家が国民にすべき最も大切な事の一つは、この国に生まれてきて良かったと実感してもらい、将来に対して大きな希望を抱いてもらえる国家を創る事だと思います。そして、その為には、戦争という愚かな国際問題解決方法を如何に回避するかは非常に重要な問題です。
 現在、中東問題の解決策として武力による鎮圧が実行されています。我が国の果たすべき役割は何でしょうか?唯一の被爆国(原子爆弾による)として、戦争の愚かさと平和の大切さを世界に向けて発信し、戦争回避に全力を費やすべきであると思います。
 戦後60年を迎えて、誤った似非平和教育によって思考停止状態になってしまった日本国民にそれを気付かせるのが本来の「剣よりも強い力を持った人たち」の重要な使命の一つだと思います。
 編集長に気兼ねをして、本来持っていた正義感やフェアな物の見方を昇給や昇進に昇華(?)させてしまった視聴率、販売部数至上主義の物書きには、恥じは無いのでしょうかねぇ・・・
 そんな人にはスミス都へ行くをもう一度じっくり観て貰いたいものです。
 中にはその裡に本来のマスコミ人の気概を埋み火として未だに持っている人がいるかもしれませんから・・・・・