*オイル・マネー
オイル・マネーが世界経済を席巻するとの見出しが新聞紙上を賑わせております。
原油価格の高止まりで得た莫大な資金を商品市場に注ぎ込むことにより、原油価格も高止まりさせているというものです。これによって、世界中の富が産油国に集まっているのだそうです。
投機による価格高騰はいずれは失速し、世界恐慌を招きます。そうなったときの世界経済の混乱を思うと身震いしてしまいます。
「1バレル90ドルを超えると経済は破綻する」だなんて言っていましたが、もうすぐ100ドルを窺うところまで来ています。
国内の政治的混乱もさることながら、国際社会における日本の進むべき方向に関して日本人一人一人が真剣に注目し、考えなければならないと思います。その為には、子供の頃からどのような教育を与えるかと言う基本的な問題に奇麗事ではない対応が求められるのです。
「教育問題は票にならない」と言われます。教育は国家の礎であると多くの政治家や財界人はことあるごとに発言しますが、具体的な方策や能動的な行動は伴いません。
それどころか、本来子供を育てる義務を負っているはずの親達は随分と無責任になっているようです。
自らのことも省みつつ、本当の意味で国際人として生きる術を日本人は模索しなければならないと痛感する昨今の国際情勢です。(ーー;)